ロシア・ウラジオストクの北朝鮮国営レストラン「平壌」に行ってみた
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ロシア・ウラジオストクに唯一存在する北朝鮮国営のレストラン(正式名称: Pyongyang(Pkhenyan)・平壌)に行ってきました。
北朝鮮は日本と国交が無く、拉致問題・核兵器問題などといった諸問題により、またインターネットやテレビなどでしか情報を得ることができず、基本的には実際に旅行などで北朝鮮に行き体験することができないため、北朝鮮に対するイメージが悪いのは言うに及びません。
ベトナム・ハノイに行った時に初めて北朝鮮国営レストランに行き、料理の質と北朝鮮人店員のホスピタリティに感動したことが忘れられず、ウラジオストクにも北朝鮮レストランがあることを知り、ぜひ行ってみたいと思っていました。その記事はこちら↓
今回のウラジオストクのお店も、北朝鮮人のスタッフの接客と料理に感動しました。
行き方・場所
場所はこちら。
ウラジオストク駅から60番系統バスで20分ほどで着きます。
バスの料金は23ルーブル(約46円)と格安。
Googleマップで経路検索をすると候補が出てきますので便利です。
路線バスの乗り方はこちら↓
ちなみに駅から徒歩30分くらいで着きますので、体力と時間がある方は散策がてら歩いていくのもいいかもしれません。
タクシーを使うのもいいかもしれません↓
営業時間・定休日
- 営業時間: 12:00~24:00
- 定休日: 無し
外観
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バス停を降りてすぐにビルがありますが、そこに上の看板があればそこが北朝鮮レストランです。
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この入り口から入りましょう。
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ベトナム・ハノイの北朝鮮レストランは普通のお店な感じの入り口でしたが、ウラジオストクのレストランはなかなか凝った造り。
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Visa・Master・銀聯などの各種クレジットの支払いに対応。
店内
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店内は40席ほどありますが、夜の時間帯などは混むみたいです。
ランチタイムに行きましたが、なかなか繁盛していました。
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ハノイの北朝鮮レストランはライトアップが青色で、少々怪しげな印象を受けましたが、こちらのウラジオストクはおしゃれで清潔な印象を受けました。
メニュー
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メニューはロシア語から中国語・そしてなんと日本語表記。
さらに写真付きで料理のイメージがしやすいものでした。
ただ英語表記が無いので、変な日本語がメニューにあって英語で理解しようと思ってもできないものになっていました。
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メニューはこちら。
1ルーブル約2円のレートです。
- キムチ: 300ルーブル
- キムチカクテキ: 280ルーブル
- 三色サラダ(ナムル盛り合わせ): 310ルーブル
- 牛肉ユッケ: 500ルーブル
- 豚キムチ(豆腐付き): 450ルーブル
- ラム肉の鉄板焼き: 560ルーブル
- 鴨肉の鉄板焼き: 510ルーブル
- 牛肉ときのこ炒め: 480ルーブル
- コイの姿揚げ: 1200ルーブル
- 鴨肉チゲ: 470ルーブル
- キムチチゲ(白米付き): 440ルーブル
- 焼き餃子: 420ルーブル
- 平壌冷麺: 480ルーブル
- ビビンバ: 450ルーブル
- 海鮮チヂミ: 450ルーブル
- じゃがいもチヂミ: 370ルーブル
- キムチチジミ: 370ルーブル
- とうもろこしチヂミ: 370ルーブル
- 緑豆チヂミ: 360ルーブル
僕はキムチ・牛肉ユッケ・キムチチゲ・緑豆チヂミを注文し、お会計1,600ルーブル(約3,200円)でした。
クレジットカードで払いましたが、ハノイのレストランのような手数料を追加で払うことはありませんでした。(ハノイでは数%のクレジットカード手数料が取られました。)
3,200円だといいお値段かと思われますが、すべて3人分くらいの量で来ます。
もしできるなら複数人で来てシェアすると良さそうです。
一人で行ったのですが、ここに来る1時間ほど前にカフェで朝食を食べてしまったので食べきれませんでした↓
料理
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料理がすべてそろったときの様子はこちら。
なかなかのボリューム感でした。
すべての料理が日本人に合う味だったと思います。
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まずは付け合わせが来ます。
こちらは料金に含まれていると思われます。
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次いでメインディッシュの牛肉ユッケが登場。
牛肉と混ぜられているものは梨でした。
日本国内は牛肉ユッケの提供が禁止されて久しいですが、ここで食べることができました。
提供時の牛肉はかなり冷やされており、保存状態は悪くないと思いました。
卵黄が乗った状態で提供されますが、サーブされるときに北朝鮮人店員さんが混ぜてくれます。
とても丁寧で優雅な混ぜ方で見とれてしまいました。
なお、こちらで牛肉ユッケを食べる際は自己責任でお願いします。
こちらの免責事項にもありますが、当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
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間髪入れずにキムチが登場。
これは日本で食べるキムチと変わらず発酵が進んでいて少々酸っぱめ。
別のものを注文してもいいかもしれません。
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この緑豆チヂミはやっぱりおいしかったです。
ベトナム・ハノイの北朝鮮人レストランではまりました。
豆のコクが感じられる一品です。
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最後にキムチチゲが登場。
メニューに書いていませんでしたが、白ごはんが付いてきました。
キムチ酸味が効いたスープで、辛さも普通くらいで食べやすかったです。
歌謡ショー
ベトナム・ハノイにあるような歌謡ショーはありませんでした。
北朝鮮人女性店員との会話
ウラジオストク観光は時間があったので、ゆっくりここで時間を過ごしていたら、店内の客が僕だけになりました。
そこでいろいろ店員さん(北朝鮮人・全員女性)にお話を聞いてみることにしました。
- Q. 客の国籍の比率は?
- A. 韓国人がほとんど、次いで現地人・中国人・日本人はそれほど来ない
- Q. 日本について知ってる?
- A. ある程度は。とてもいいところですよね (にこやかに)
- Q. 日本語は話せる?
- A. 少し。(笑いながら)「ありがとう」「こんにちは」「こんばんは」「さよなら」
- Q. (内容は伏せますが北朝鮮に関する質問)
- A. わかりませーん
やっぱり北朝鮮に関する質問はNGだそうですね。
ただ愛想がとても良く、気分が悪くなるような接客ではありませんでした。
まとめ
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ハノイに次いでまた行ってしまった北朝鮮レストラン。
料理の質、店員さんの丁寧な接客は相変わらずでした。
ウラジオストクはアジア系の料理店が少ないので、現地の食事に飽きたらこちらの北朝鮮レストランに来てみましょう。
きっと口に合う料理をいただくことができるでしょう。
ベトナム・ハノイの北朝鮮レストランに行ってみた記事はこちら↓