【2023年最新】ハノイからハロン湾への行き方【個人旅行・日帰り弾丸】
ハノイに行ったらハロン湾を見たい!と思っていましたが、今回は時間がない弾丸旅行。
日帰りで行けるのか調べたところ、往復1,200円と格安で行けそうだったので、実際に行ってみました。
ハロン湾とは
ハロン湾(ハロンわん、ベトナム語: Vịnh Hạ Long / 泳下龍)は、ベトナム北部、トンキン湾北西部にある湾。漢字表記は下竜湾。クアンニン省のハロン市の南に位置し、カットバ島のほか大小3,000もの奇岩、島々が存在する。伝承では、中国がベトナムに侵攻してきた時、竜の親子が現れ敵を破り、口から吐き出した宝石が湾内の島々になったと伝えられている。カットバ島以外の島は現在は無人だが、約7,000年前の新石器時代にはわずかに人が住んでいた。また、数世紀前までは海賊の隠れ家として利用され、また、モンゴル帝国の侵攻の際には軍事的に利用された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
彫刻作品のような島々の景観は、太陽の位置によって輝きが変化し、雨や霧によってまた趣のある雰囲気を醸し出す。地質学的には北は桂林(中国広西チワン族自治区)から、南はニンビンまでの広大な石灰岩台地の一角である。石灰岩台地が沈降し、侵食作用が進んで、現在の姿となった。
1994年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録。
ユネスコが支援するフランスのNGO世界で最も美しい湾クラブにも加盟している。
ベトナム北部にある湾で、大小さまざまな島が海に浮かんでおり、世界遺産に登録されるほど景観がとても良いところです。
どのくらい格安になるのか
- 個人手配(路線バス): 往復1,200円 (240,000ベトナムドン)
- オプショナルツアー(旅行会社): 10,000円~15,000円
- 差額: 8,800円~13,800円
路線バスを利用すると、格安でハノイからハロン湾まで行くことができます。
ちなみに調べたところ、ハロン湾の雨の日はガスがかかり遠くまで見ることができない日が多いとのこと。
そして旅行日の予報は雨だったので、現地でハロン湾クルーズを申し込むことはしませんでした。
ハロン湾クルーズを現地で申し込むと別でお金がかかりますのでご注意ください。
なお、個人的には岸からハロン湾を見ただけでも感動できたので、クルーズを申し込まなくてもよかったかなとは感じております。
日帰りスケジュール
- 7:15 – ハノイ・ミーディンバスターミナルから出発
- 11:00(予定) – ハロン湾・バイチャイバスターミナルに到着
- 2時間ハロン湾観光
- 13:00 – ハロン湾・バイチャイバスターミナルを出発
- 16:30 – ハノイ・ミーディンバスターミナルに到着
所要時間は行きは3時間45分、帰りは3時間半でした。
帰りはハノイに戻ってきたのが16時半と早めになっていますが、これはハノイの北朝鮮レストランに行きたかったためです。
北朝鮮レストランの記事はこちら↓
始発は7時ごろですが、終バスはもっと遅い時間があるので、ハロン湾の滞在時間を多く取ることができます。
ハノイからハロン湾へ
ミーディンバスターミナルへ
ホテルから路線バス(7,000ドン)でハロン湾行きのバスが出ている、ミーディンバスターミナルまで行きました。
Grabなどで安く行けるので、それを使って時間を節約するのもいいかもしれません。
(Grabとは東南アジア諸国を中心に利用できる配車アプリサービスのことです。
個人タクシー(厳密にはタクシー協会などに登録していない車やバイクなどがほとんど)をアプリ経由で呼べるサービスです。 詳しくはこちら↓)
ミーディンバスターミナルの場所はこちら。
Googleマップから現在地からバスターミナルまでの路線バスなどの経路が出ますので便利です。
切符購入
バスターミナル正面入り口から入ると、
すぐに様々な切符売り場の窓口があります。
窓口がたくさんありますが、どこでもいいので窓口の係員に「Halong bay(ハロンベイ)?」と聞いてみましょう。
ハロン湾行きは外国人もよく使うみたいなので、どこの窓口で買えるのか教えてくれます。
片道120,000ドンを現金で支払いました。
一応時刻表がありますが、適当な時間に出ますのでご注意ください。
運行時刻は時刻表によれば7時~17時くらいまでです。
おそらくガイドさんが案内してくれると思いますが、窓口の左右に通路があるのでそこを出て、
こちらのバンに乗り込みました。
最初は座席に空きがあった車内も、途中で車掌?さんが客を走行中に呼び込んだりし、結局すべての座席が埋まっていました。
朝の通勤ラッシュなのか、ハノイ市内は大混雑でした。
トイレ休憩
ハノイ市街を抜けハロン湾に向かう途中、トイレ休憩がありました。
トイレはまずまずの汚さ。
日本人感覚で考えるとほとんどの国のトイレは汚いのでしょうがないですね。
ここでは売店もあったので、朝ごはん用に肉まんを2個(合計20,000ドン)、オレンジジュース(12,000ドン)を買いました。
だんだんと眠くなってきて、気が付いたら寝ちゃってました。
すると………
…ここはどこ?
やってしまいました。
寝過ごして目的地のバイチャイバスターミナルを通り過ぎてしまっていました。
びっくりして車内を見ると車掌も寝てるし。
なんで車掌が寝てるんや!と思ってもここは親切すぎる国、日本ではありません。
「全て自己責任」が海外の旅の醍醐味です…
ちなみに降り立ったところはここ。
目的地から15kmも通り過ぎていました。
が、いい景色を見れそうなポイントを事前にチェックしており、そこを最終目的地にしていたのですが、そこまでは徒歩20分くらい。
Grabを使おうと思いましたが、なんとGrabがつかまりませんでした。
ハノイならすぐにつかまったのに。
結局、徒歩20分歩いて岸まで向かいました。ハノイは大都市なのでGrabも多いですが、ハロン湾は田舎なので注意が必要です。
到着
アクシデントがありましたが、何とか岸に到着!
普通に岸からでもハロン湾を望むことができましたー!
天気があまりよくないですが、それでもハロン湾の雰囲気を味わうことができました。
ちなみに僕はここのルートを歩きました。
ここの岸を歩けばハロン湾の島々を無料で眺めることができます。
ベンチもあるので、お好きなドリンクをゆっくり飲みながら過ごすのもいいかもしれません。
が、僕は弾丸旅行なのでこれにてハロン湾観光終了。
Grabが使えないので、流しのタクシーを捕まえてバイチャイバスターミナルまで行ってもらいました。
ハロン湾からハノイまで
バイチャイバスターミナルへ
ということで、ハロン湾・バイチャイバスターミナルに到着。
切符購入
切符は窓口が見当たらなく、最初はバスターミナル入り口にいたおばあさんに「Hanoi?」と聞かれて「Yeah」と答えると、こっちこっちみたいな感じでオンボロなバンに案内されました。しかし人が全く乗ってなかったため不安に思い、「何時に出るの?」と聞いたら30分後とのこと。
時間がないので断って、扉が開いていたバスを何台か「Hanoi?」と聞いてみたところ上のバスがハノイ行きでした。しかも数分後の出発。
バス車内はなかなか清潔で、ちょうど人も少なく快適でした。
ずっと韓国の歌番組が流れていましたが。
ハノイ行きも片道120,000ドンの料金でした。
それ以上取られるとぼったくりだと思っておいた方がいいでしょう。
ということでバスターミナル近くにいる人にお世話になるのもいいですが(ぼったくりに注意)、そこら辺のバスの運転手に話しかけて切符を買いましょう。
「Hanoi?」と言うだけで大丈夫です。
ちなみにここのバスターミナルのトイレは上の写真の通り、なかなかの感じで有料(1,000ドン)でした。
これで有料です。ちなみに中央のバケツでブツを流しますので悪しからず。
トイレ休憩
こちらも往路と同じくトイレ休憩があります。
バイチャイバスターミナルのトイレは有料でさらに汚いので、余裕があればこちらのトイレ(無料)を使ったほうがいいでしょう。
もちろん食べ物や飲み物もありましたよ。
ミーディンバスターミナルに到着
無事にハノイ・ミーディンバスターミナルに到着!
降りようとすると大量のタクシーの運転手に囲まれますが、とりあえず丁重にお断りしましょう。
旅が終わったらベトナムコーヒーで一服もいいかもしれません。
まとめ
- ハロン湾はクルーズをしなくても岸から雰囲気を楽しめる
- 路線バスを使えば往復1,200円でハロン湾まで行けちゃう
- Grabは使えないことが多いので注意
- いろいろなバス会社が運行しているので、車両の良し悪しは運かも
もちろん時間とお金があればクルーズ観光を楽しむことに越したことはありませんが、天気次第では景色が見えず、もったいなくなってしまう恐れもあります。
今回、時間やお金が無くても雰囲気は楽しめることが分かってよかったです。
やはりハノイから約4時間バスに乗りっぱなしで、往復1,200円の格安さは大きかったですね。
ただ、バスターミナルから岸までの移動はGrabが使えない可能性が高いので、タクシーなどを利用しましょう。その際は無用なトラブルを避けるためにも、Grabを起動して岸までの相場をチェックしたのち、タクシー運転手と交渉しましょう。
また、ハノイ~ハロン湾間は様々なバス会社が運行しているみたいなので、しっかりしたバスを使う会社もあれば、小さなバンの可能性もあります。
こればかりは運なのでバスに当たればラッキーくらいの気持ちで行くとストレスなく移動できるかと思います。