【鉄道の旅】絶景雪景色・飯山線全線乗りつぶし
雪を見たくなって飯山線を旅してきました。
今回は比較的雪が少ない時期に旅行しましたが、ピーク時にはもっと壮大な雪景色が見れるでしょう。
飯山線とは?
長野県内では千曲川に沿い、新潟県内に入ると千曲川から名を変えた信濃川に沿って日本有数の豪雪地域を通る。沿線には野沢温泉などの温泉地やスキー場が多い。
森宮野原駅は1945年(昭和20年)2月に駅における最高積雪量7m85cmを記録し、それを示す標柱が駅構内に建つ。
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以上のように、雪を見るには最高の路線ということで以前から気になっていましたが、今回機会があったので乗ってみることにしました。
なお、沿線からの撮影も人気のある飯山線。
モノクロの世界を走る列車はまた味がありますね。
長野→十日町
旅は長野駅からスタート。
長野駅は県庁所在地の代表駅ということもあり賑わいを見せていました。
目的の列車は12:34発の十日町行。
並び順が時刻順でないので注意しましょう。
雪が降る中、長野駅4番線ホームへ。
既に列車は入線していました。
< 長野 12:34発 → 十日町 14:58着 列車番号: 135D >
2両編成・ワンマンでの運転でした。
長野駅発車時の乗車率は70%程度で地元の人から乗りに来たような人まで様々でした。
発車して数駅までは雪があまりなかったですが、時がたつにつれて、積雪量が増えていきました。
途中飯山駅では、列車の行き違いのため6分間停車しました。
今回はホワイトアウトもなく、比較的車窓を楽しめる旅となりました。
戸狩野沢温泉に着くまでには、ほとんどの乗客が降りていきました。
閑散とする車内。
みんな思い思いに車内で過ごしていました。
進行方向逆側は乗務員がいないので、
窓からこんな写真も撮ることができました。
戸狩野沢温泉駅を過ぎて少しすると、飯山線のハイライトがやってきました。
ここの風景が一番綺麗だったでしょうか。
この先はほとんどお客さんの乗降も無く、止まっては発車するの繰り返しでした。
途中ラッセル車もいました。これがないと線路が埋もれてしまい運転できなくなってしまいます。
川石に降り積もる雪。
雪国ならではの光景ですね。
列車は森宮野原駅に到着。
奥に見える柱が、 駅における最高積雪量7m85cmを示す柱です。
今回はその半分程度の積もり加減でしたが、おそらく除雪された雪も含んでるのでもっと少なかったかもしれません。
駅舎も旅館のような造りで趣のある建物でした。
列車は日本で一番長い川である信濃川を渡ると、まもなく終点・十日町駅に着きます。
十日町駅では23分間の待ち時間がありました。
十日町駅の時刻表。
飯山線はほとんどの列車がワンマン列車となっています。
十日町→越後川口
< 十日町 15:21発 → 越後川口 15:49着 列車番号: 187D >
1両編成・ワンマンでの運転でした。
十日町駅発車時の乗車率は10%程度で、ローカル感満載の雰囲気となっていました。
十日町を過ぎると雪の量も少なくなり、ずっと降り続いていた雪も止み、空が明るくなる時もありました。
車内はこんな感じ。
終点・越後川口駅に到着。乗車時間約3時間半の雪見旅行でした。
雪を見るのが大好きな人(?)にとっては絶好の鉄道路線ではないでしょうか。