【青春18きっぷ】座席確保のコツ【必ず座りたい人向け】

2019年3月14日

JR北海道 江差線 江差駅

僕は通勤で電車を使っており、また青春18切符のシーズンはよく旅に出ており、これまで九州から北海道まであらゆるところに行くときに、この切符にお世話になりました。

経験上の話ですが、青春18きっぷが使えるシーズンは使えないシーズンの数倍混みます。
そのため普段は座れるのにシーズンになると座れないということがよく起こります。

また青春18きっぷの利用条件である、原則普通列車の移動は、長時間・長距離に亘って電車に揺られることが多いと思いますので、日ごろ電車に乗り慣れていない人や電車に乗る人が好きではない人にとって、かなり苦痛だと思います。

そのような中でも、できるだけ座れる方法をご紹介しますので参考にしてください。

実践しやすいものから難易度を若い数字で表しています。

乗り換え駅の1・2駅前からドアの前へ移動する【難易度: 1】

JR東日本 東海道本線 熱海駅

乗り換え駅に着く直前で座席を立ってドア付近に向かうと、すでにドア付近には人が、という経験は多いでしょう。

乗り換え駅は大きな駅であることが多いので、そのベッドタウンになりやすい隣の駅から乗ってくる人も多いものです。
しかもそのような方たちは電車に乗り慣れている人も多いので、乗り換え駅で左右どちらのドアが空くことも把握していることも。

乗り換える電車の車両数が少ないと、乗り換える前の電車のスタート位置が良くないだけで座れなくなる確率が高まります。

そのため乗り換える駅の一駅前からドアの前に移動しておくと、いいスタートが切れるはずです。
二駅前からだとさらに確実になると思います。

ただその際、乗降客の邪魔にはならないように注意しましょう。

電車の到着・発車番線とドアが開く側を把握しておく 【難易度: 1~3】

電車の到着番線と発車番線、乗り換え駅到着時に左右どちらのドアが開くのかを把握しておきましょう。

Yahoo!乗り換え案内のアプリで検索すると多くの路線で番線が表示されるのでとても便利です。

ただ上の画像だと、熱海駅到着時の番線が分からないので、実際乗った時に車内放送などで把握する必要があります。
(「出口は右側です」などの案内があるはずです)
おしゃべりに夢中だと聞き逃す恐れがあるので、到着前の放送の際には注意して聞いてください。


ここまでの方法は調べればすぐに出てくるので、難易度1くらいだと思います。
下の方法は面倒なので難易度3に上がりますが、長時間乗る予定の列車の際だと効果抜群です。

「○○駅 構内図」で検索すると各番線の位置関係が分かります。

→ 例: 「熱海駅 構内図」のGoogle検索結果

降りた後、どのように動けば希望の列車の番線に行けるのか(ホームに降りたら階段を上がって右に行くなど)を事前に把握できるので、乗り換えの時のタイムロスが少なくなり、結果座れる確率が高まります。

始発駅から乗車する 【難易度: 1】

(左のYahoo!乗換案内では始発駅の興津駅で乗り換えるよう案内しているが、
右のNAVITIMEでは途中駅の静岡駅で乗り換えるよう案内している)

途中駅から乗ってしまうと、始発駅からその駅までに乗ってくる人がいるので、基本は始発駅から乗る方が座れる確率が高まります。

昔は乗車した列車の終点や途中駅で乗り換えるよう案内するサービスが多かったですが、最近ではYahoo!乗り換え案内など、途中始発があればその列車を利用するよう案内するサービスも増えています。

ただ、ダイヤが乱れた時などは乗り換える予定の列車が運休になることもあります(その際はとりあえず終点や大きな駅まで乗り通す)し、始発駅周辺にコンビニや商店・さらには民家などが何もない駅もあります。

大きな荷物を持っていた場合、途中駅から乗ればホームが同じなどで移動がスムーズな場合も、始発駅ではホームの移動が必要になったりして、大変な思いをする可能性もあります。

少々のリスクはありますが、比較的享受できるメリットは高いと思います。

階段・エスカレーターが近い車両を把握しておく【難易度: 2】

JR四国 予土線 江川崎駅

→ 電車の乗車位置を案内

上のサイトから階段やエスカレーターが近い車両を調べることができます。

その情報をもとにして電車に乗り込めば、ホームの移動が必要な電車にスムーズに乗り換えることができます。

ただ両数がまちまちな路線もあるので、その情報も事前に入手する必要があります。

→ 東海道線静岡地区運用情報

たとえばこのサイトは静岡地区の東海道線などの車両数などを紹介しています。
この情報と上の階段などが近い車両の情報をもとにすれば、かなり座れる確率が高まりますし、無駄な車両間の移動が無くなり体力的にも楽です。

できるだけ荷物を少なくする 【難易度: 2】

JR東日本 奥羽本線・津軽線 青森駅

危険なので個人的にはよくないと思いますが、青春18きっぷのシーズンはよく乗り換えの時に走っている人を見かけます。
荷物が多ければ多いほど身重になり、素早い移動ができなくなってしまいます。
できるだけ素早い移動ができるように荷物は少なくしましょう。

スーツケースを利用しない 【難易度: 2】

JR北海道 石北本線・釧網本線 網走駅

上の方法と似ていますが、スーツケースがあると身軽ではなくなり、さらにキャスターが床についている状態だと電車の揺れで移動してしまうため、ずっと手で支えていないといけなくなってしまいます。

姿勢的にきついと思いますし、疲れで寝てしまったときに知らぬ間にスーツケースが移動し、ほかの乗客にぶつかってしまうなど危険性もあります。

実際僕は他の寝ていた乗客のスーツケースが転がってきてぶつかりました…

また乗り換えの時にもスムーズな移動が難しく、乗り換え列車に座れない可能性も高まります。

持てる重さの荷物であれば、リュックサック・ボストンバッグの利用をおすすめします。
ちなみに僕はいつもリュックサックとお土産用に折りたためるボストンバッグを利用しています。

車両の後ろ側にいる 【難易度: 2】

JR西日本 山陽本線

ここからは、もし乗り換えた電車で座れなかった場合を想定してご紹介します。

車両の前側にいると後ろ側の様子が掴めず、もし席が空いてもすぐに座ることができません。

車両の後ろ側にいることによって車両全体の状況が把握しやすくなります。

乗客の客層を把握する 【難易度: 1】

制服を着た学生さんや買い物で電車を利用していそうな人など、近距離利用でありそうな人を探してその前に立つことで、座れる可能性が高くなります。

車両の両端が比較的空いていることを理解しておく

JR西日本 東海道本線・奈良線・山陰本線 京都駅

電車は大体列車の中央部分に人が集まります。
その後の乗り換える列車の乗り場の関係もありますが、どうしても座りたい場合は列車の両端くらいまで行ってみると座れるかもしれません。

座席争奪戦になる駅一覧 (随時更新)

  • 熱海駅 (東京方面からの東海道線→静岡方面への東海道線の乗り換え)

東京方面から来る最長15両編成の電車から、静岡方面へ向かう最短3両編成の電車に乗り換えるので、5分の1に圧縮されます。

  • 米原駅 (大阪方面からの東海道線→大垣方面への東海道線の乗り換え)

大阪方面から来る最長12両編成の電車から、大垣方面へ向かう最短4両編成の電車に乗り換えるので、3分の1に圧縮されます。