中国高速鉄道(新幹線)の予約方法・乗り方
中国の高速鉄道(新幹線)を使って、深圳から広州・桂林を旅しました。
中国の高速鉄道は日本の新幹線と乗り心地は遜色なく、快適に移動できました。
予約方法・乗車方法についてご紹介します。
予約方法
区間・乗車日の指定
予約はTrip.comがおすすめです。
Trip.comにアクセスしたら、ホテル・航空券・列車の3つのタブがありますが、「列車」を選択し、乗車駅・降車駅・乗車日を指定して「検索」ボタンを選択します。
目的の乗車時間の列車と車両の種類を選び、「予約」を選択します。
乗客情報の入力
「乗客情報」欄では、
- 身分証明書の種類: パスポート
- 身分証明書の番号: パスポート番号
- 姓
- 名
- 生年月日
を入力します。
「乗車券の引き換えについて」欄では、
- 代表者の氏名: 自分の名前(ローマ字)
- メールアドレス: Eメールアドレス
を入力し、最後に「支払う」を選択します。
決済
決済にはクレジットカードが利用できます。
上記の通り、クレジットカード番号・氏名・有効期限・セキュリティコードを入力し、「支払う」ボタンを選択します。
きっぷ受理番号(チケット引換証)取得
決済が無事に完了すると、メールアドレス宛にTrip.comからチケット引換証のメールが届くので確認します。
ここの「きっぷ受理番号(取票号)」とパスポート番号によって現地で切符が発券されますので、このメールをすぐに係員に見せられるようにしておきましょう。
乗り方
乗車前にセキュリティチェックや切符のチェックがあったり、乗車ゲートで待ったりと、日本の新幹線の乗り方とは事情が異なることが多いです。
また中国は人の数が圧倒的なので、列に並ぶのは日常茶飯事です。
時間に余裕を持って行動することをおすすめします。感覚的には飛行機に乗るような感じでしょうか。
ここでは深圳北駅での例を挙げますが、ほとんどの駅でこの流れで乗車します。
切符の受け取り
駅に着いたら自動券売機があるところがありますがスルーします。
この自動券売機は残念ながら中国国民のみ使えるものです。
自動券売機をスルーして、こちらの係員がいる日本でいうみどりの窓口に向かいます。御覧の通り深夜帯を除き人でごった返してます。
「取票」と表示のある窓口へ並びます。
が、列がかなりあいまいで横入りなどもあるので、その際にはしっかりと自分は並んでるんだというアピールをしましょう。
窓口では、メールの内容(特にきっぷ受理番号)とパスポートを係員に見せます。
係員は英語が話せない人ばかりでしたので、何か希望があり中国語が堪能でなければ、翻訳アプリなどを使うのも手です。
ちなみに僕は紙に漢字を書いて伝えました。 日本も中国も大抵の漢字の意味は似ています。
切符はこんな感じ。
出発時刻と自分の席の情報(号車・座席番号)、価格が表示されています。
チケットチェック
切符を無事に受け取ったら続いてその切符のチェックがあります。
チェックが終わればハンコを押してもらいます。改札のようなものですかね。
手作業なのでここでも大行列に並びます。
セキュリティチェック
続いて駅構内に入る前に手荷物と身体検査があります。
何かあるとここで止められちゃいます。
駅構内
巨大な電光掲示板に列車の発車状況が表示されています。
左から順に、列車番号・行先・出発時刻・のりば・運行状況
が表示されています。行先を確認するのもいいですが、列車番号(G6016やG80など)が切符に表示されていますので、それで確認するのが確実かもしれません。
深圳北駅の駅構内は他の駅の例にもれず広大です。
上の写真を見ればわかるかと思いますが、端が見えない感じです。
のりばに行くまでかなり時間がかかる場合があるので注意してください。
コンビニやレストラン・お土産屋などのお店は一通り揃っており、早く着いても時間は潰せる感じでした。
乗車
中国の高速鉄道は、ホームまで自由に行くことができず、コンコースで待ちます。
出発時刻が近づいてくるとゲートが開き、ホームへ向かうことができます。ここでも切符のチェックがあります。
飛行機の搭乗に近い方法ですね。
そのため出発時刻が近づいてくると多くの人が並び列を作ります。が、座席は指定されているので焦る必要はありません。ゆっくり座って待っても大丈夫です。のりばを間違えていないかだけはしっかり確認しましょう。
ホームはこんな感じ。どこに行っても広大です。
列車の側面には号車の表示があるので、自分の座席の号車を探して乗ります。
車両設備
1等車の車内
1等車の車内はこんな感じ。
日本のグリーン車に値しますが、2等車との価格差があまりないので席は結構埋まっています。
車両端には案内表示があり、現在の速度の案内などがありました。
この新幹線は300km/h近いスピードで走っていました。
1等車のサービスとして、ドリンクとスナックのサービスがありました。
おしぼり・豆菓子・せんべいらしきもの・生姜飴・ドリンクが提供されました。
室内は人が多い割には静かで快適に過ごせました。
2等車の車内
2等車はこんな感じ。ドリンクサービスなどはなく、座席も満席でした。
途中近くにいたおじさんが3列シートを占領して寝そべっており、車掌さんに注意を受けて揉めたりしていました。
また1等車に比べて車内は少しにぎやかでした。
トイレ・ウォーターサーバー
車両にはトイレがあり比較的清潔で、使うことに躊躇するようなところはありませんでした。
車両間には中国の空港と同じようにウォーターサーバーもあり、お湯が汲めるようになっていました。
いかがでしたでしょうか。
とにかく乗るまでに時間がかかってしまう中国の高速鉄道ですが、乗ってしまえば快適!
正直乗り心地は日本の新幹線と変わらなかったの覚えています。
この記事を参考にいい旅を送れるよう願っています。