オーロラ予報で見る確率を上げる方法【複数の予報サイト利用】
カナダやアイスランド、フィンランド、アラスカなどにオーロラを見に行く際に、いつオーロラを見ることができる確率が高いか知っていれば、旅の計画が立てやすくなると思います。
予報サイトがいくつかあったので、その複数の予報を活用する方法をご紹介します。
実際にこれを利用してオーロラを見ることができました!
オーロラの写真も掲載していますのでぜひご覧になってください↓
オーロラ・アラート (情報通信研究機構)
まずは日本の法人が運営している「オーロラ・アラート」をご紹介します。
この予報サイトは後述する英語のサイトより情報が少ないですが、日本語で予報が表示されているので、とても分かりやすくなっています。
予報の種類は、
- 数時間後先までのオーロラ出現確率
- 日ごとのオーロラ出現確率
の2つです。
数時間後先までのオーロラ出現確率
オーロラ帯(オーロラが見られる地域)での数時間後先までの見え方予報が表示されています。
こちらの予報では、ナビゲーター「パルくん」の顔の表情で見え方が分かります。
日ごとのオーロラ出現確率
もう一つはカレンダーで日ごとの出現確率を予報しています。
こちらの予報はカレンダーの色が濃いほどオーロラが見やすいことを示しています。
SpaceWeatherLive.com
こちらのサイトは英語表記ですが、かなり本格的にオーロラ予報を知ることができます。
英語ですが、視覚的にわかる情報ばかりですので参考になるかと思います。
予報の種類は、
- 短期(3日間)のオーロラ出現確率
- 長期(約4週間)のオーロラ出現確率
の2つです。
また現在のオーロラの状態も表示してくれるサイトです。
現在のオーロラの状態
Kp-index (オーロラの強度表示)
トップページの「Kp-index」項目では、現在のオーロラの強度(強さ)をインデックス(指標)で示しています。
- Kpの値が0~3: オーロラの活動が弱い ( = 見にくい)
- Kpの値が4以上: オーロラの活動が強い ( = 見やすい)
とのことなので、上の画像の状態でいえばかなり見にくい状態であることが分かります。
なおKp値によってオーロラの見え方が変わるので、「aurora kp4」(Kp値を適宜変えてください)などで画像検索してみるとイメージがつかめると思います。
Auroral oval (オーロラ出現帯の表示)
「Auroral oval」項目では現在どのあたりにオーロラが出現しているか、視覚的にわかるようになっています。
上の画像の状態だと、カナダあたりと南極あたりでオーロラが見られそうですね。
短期(3日間)のオーロラ出現確率
上のリンクのサイトの上段にある「Predicted Kp-indices」項目では、今後3日間のオーロラ予報を表示しています。
上で紹介した「Kp値」を3時間ごとに表示しています。
時刻は世界標準時(UTC)表示になっていますので、旅行先の時差を考慮して確認してください。
上の画像だとKp値が最高でもKp3なので、弱いオーロラが見られるかどうかという予報となっています。
長期(約4週間)のオーロラ出現確率
下のほうにいくと「Long term Kp forecast」項目があります。
こちらは今後約4週間のオーロラ予報を、上で紹介した「Kp値」のその日の最大値を1日ごとに表示しています。
また月の満ち欠けも一緒に表示してくれているので、観測に最適な日が一目でわかるようになっています。
上の画像だと27日・28日がKp値がKp5となっているので、ある程度強いオーロラが見られそうという予報となっています。
月の出入りを知る
オーロラは新月に近いほうが観測しやすいと言われています。
特に弱いオーロラだと特にその傾向が高まります。
ただ、観測する日がもし満月に近い状態だったとしても、月が出ていなければ観測のチャンスが高まります。
月の出入りを調べて観測できる時間があるかみてみましょう。
こちらのページを開きます。
- 月の出入りを知りたい地域を選択、または緯度・経度・標高を指定
- 期間を指定
以上の2点を指定したのち、「計算」を選択すると、
以上のように一覧で表示されます。
もし月が出ている時間帯が日中であれば、夜は月あかりがないことになりますのでもし満月に近くても観測できるかと思います。
まとめ
- お手軽に予報を見るなら「オーロラ・アラート」
- グラフなどの詳細な予報を見たければ「SpaceWeatherLive.com」
- 月の出入りも調べて見られる確率を高めよう
- あとは天気予報次第!
以上4点を調べていけば、かなりの確率でオーロラを見られるはずです。
ぜひご参考くださいね。