【2023年最新】ヨーロッパをレンタカーで周遊旅行してみた【準備・運転編】

2019年1月15日

ヨーロッパへ旅行することが決まったのですが、「どうせなら自分が運転する車でヨーロッパをぐるっと回ってみたい!」と考え、レンタカーを借りて周遊してきました。
結果はめちゃくちゃ最高!
自分の好きなように動け、途中絶景も見ることができ大満足な旅となりました。
レンタカーの借り方、注意点などをここではご紹介したいと思います。

(別記事にて今回の旅の風景についてご紹介する予定です。)

今回のルート・料金

ルート

今回の大まかなルートはこちら。チェコのプラハ空港から入り、

  • チェコ
  • オーストリア
  • スロベニア
  • クロアチア
  • ハンガリー
  • スロバキア
  • ポーランド

の7か国を6日間で周遊してきました。

総走行距離

総走行距離は2198.1kmでした。
料金はレンタカー代・保険料含めて、215ユーロでした。

海外でレンタカーを運転するための準備

国際運転免許証の取得

国際運転免許証

海外でレンタカーを運転するには国際運転免許証の取得が必要です。
なお、日本の運転免許証を持っていれば、特別な試験などをせずに国際運転免許証を取得することができます。

→国際運転免許証の取得についてはこちら

レンタカーの予約

借りたレンタカー

レンタカーはSkyscannerにて予約しました。
オンラインで複数のレンタカー会社を比較し、簡単に予約することができました。

(別記事にてレンタカーの予約についてご紹介する予定です。)

実際に借りてみた

レンタカーの借り方

今回お世話になったレンタカー会社

プラハ空港近くにある「Green Motion」というレンタカー会社を利用しました。
プラハ空港からGreen Motionまでは徒歩数分という距離で、すぐに見つけることができました。

カウンター

ちょうどお客さんが多い時間だったらしく、カウンターに到着してから出発まで40分ほどかかりました。
海外は客と店員は対等の立場であるのが基本なので、日本のような丁寧なサービスはありません。ここのレンタカー会社も(日本人感覚的には)前の客と談笑したりとマイペースに対応をしていました。
ゆっくり時間に余裕をもって行動するようにしましょう。

確認された内容は以下の3点でした。

  • 出発日時・返却日時
  • 車種
  • レンタカー会社独自保険を付けるかどうか

僕はレンタカー会社の保険を付けましたが、オンライン予約時に保険を付けることもできますので、そちらも検討したほうが良いかと思います。

貸出確認書

それが終わると貸出確認書に署名をしたのち、クレジットカードにて決済をして、車に移動し傷などのチェックをしました。
この貸出確認書にはガソリンの種類がちゃんと書いてありますが、無い場合も多いので出発時に確認しましょう。
なお、ここのレンタカー会社は預り金(デポジット)として100ユーロを請求されました。無事に帰ってくればこの100ユーロは返金されます。

注意点

車の操作方法など、わからないことがあれば出発時に必ず確認しましょう。
特に、

  • ライトの付け方
  • ガソリンタンクの開け方
  • ウインカーの出し方
  • ワイパーの使い方
  • レンタカーの通行許可証の保管場所

は初歩的ですが、外車は日本と勝手が違う場合が多いので要チェックです。
一番最後のレンタカーの通行許可証については、こちらで詳しく説明していますのでご覧ください。

運転する際の注意点

ヨーロッパをレンタカーで周遊してみて、日本と勝手が違った点についてまとめてみました。

左ハンドル・ウインカーレバーとワイパーレバーの位置が逆

日本車とは違い左ハンドルであり、ウィンカーとワイパーのレバー位置が逆でした。
左がウィンカーレバーで上に押し上げると右へ、下に押し下げると左へ方向指示器が動きます。
ワイパーレバーは車種によって動作が異なると思いますので、出発時に確認しましょう。

ライトの常時点灯

ヨーロッパのほとんどの国で、昼夜問わず常時ライトをつけることが義務付けられています。違反すると罰金などが科せられる可能性もあります。
国を跨ぐときにその国ではライトを付けなくても違反ではないこともありますが、ライトをつけていても違反になるわけではありませんので運転する際は常時付けておくことをお勧めします。
なお、実際現地でも日中ライト使用不要のところでも付けてる車が半数くらいいました。

走行レーン

一番左が追い越し車線、中央と右が走行車線

走行レーンも日本とは逆で、一番左のレーンが追い越し車線、右が走行車線です。
上の写真のような3車線以上の道路も、 一番左のレーンが追い越し車線、そのほかの車線が走行車線です。左から順に速度が速い車が走るレーンと考えていいと思います。
追い越し車線はその名の通りにヨーロッパの人は使っているようで、追い越しが終わったらすぐに走行車線に戻る車が多かったです。

制限速度の厳守・最高速度の違い

チェコの制限速度の例

ヨーロッパでは制限速度をしっかり守ります。一般には

  • 市街地: 50km/h
  • 郊外: 90km/h
  • 自動車専用道路: 110km/h
  • 高速道路: 130km/h

の設定になっています。
なお国によって若干違いますので調べた上で旅行することをおすすめします。

特に市街地を走行するときに制限速度を守る傾向が強く、制限速度が50km/hでも40km/hほどで走る車が多かったです。
逆に高速道路ではプラス10km/hで走る車も多かったですが、無理をせず安全運転を心がけましょう。

市街地は上のように「Sventi Juraj u Trnju」などと地名が表示された標識から始まります。

市街地の終わりは上の写真のように地名に斜線が入ってる標識です。

ラウンドアバウト(環状交差点)

ヨーロッパには上のような環状交差点(ラウンドアバウト)が多くあります。
ループ内を走っている車が優先で、もしその車を邪魔するようであればループの手前で停止して待ちます。
ループ内に入り、その後曲がりたい方向に近づいたら、右へウインカーを出しループを出ます。
最初は戸惑うかもしれませんが慣れると簡単です。

トラム(路面電車)

すれすれ

ヨーロッパの都市はトラム(路面電車)が多く走っています。
そのため、上の写真のようにトラムすれすれで走る時がよくあります。
トラムは車がいようがお構いなしで突っ込んできますのでご注意を。

乗降中

また上の写真のようにトラム・車道・停留所(待合所)の配置になっている場合も多く、トラムが停車したら気を付けなければなりません。

ガソリンの種類

ガソリンも日本と呼び名が異なる

ヨーロッパのガソリンは下記の種類があり、

  • Premium・100など: ハイオク相当
  • Natural・Unleaded・95など: レギュラー相当
  • Diesel: ディーゼル(軽油)

と覚えておけばいいと思います。普通車であればレギュラー相当orハイオク相当を入れるのか、ディーゼルを入れるのかを把握していればいいと思います。
ガソリンタンクは外から手で押すと開く方式がほとんどでした。日本では車内からレバーを引く方式が多いですよね。
なお余談ですが、厳密には上のレギュラー相当のガソリンも日本ではハイオクの種類に入ります。外車のほとんどが日本ではハイオクガソリン指定なのはこのためです。

(別記事にてガソリンスタンドの使い方についてご紹介する予定です。)

タイヤの空気圧

タイヤがパンクしてしまったら、せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまいます。
実際僕は北海道旅行の時にレンタカーがパンクして散々な目に遭いました。
普段気にしない方もいると思いますが、念のため時間があるところでタイヤの空気圧をチェックしましょう。空気圧はガソリンスタンドでチェックすることができます。わからなければスタッフがやってくれるかもしれません。

指定空気圧は一般的にガソリンタンクのふた裏に表示されています。

日本ではkPa単位の表示ですが、ヨーロッパではbar単位の表示なのでお気を付けください。

高速道路での通行証(ヴィニエット)

ヴィニエット

日本はほとんどの高速道路で距離により料金が異なる方式ですが、ヨーロッパの国のほとんどは事前に通行証(ヴィエニットといいます)を購入し、車の前面ガラスに張り付けておくことで通行できる方式を採用しています。

以下に各国での高速道路の使い方について記事にしていますのでご覧ください。

→ チェコの高速道路の使い方
→オーストリアの高速道路の使い方
→スロベニアの高速道路の使い方
→クロアチアの高速道路の使い方

高速道路でのウインカー無し車線変更・ブレーキランプ点灯

ほとんどの国で時速130km/hで走ることが許されているヨーロッパの高速道路。
しかも高速道路ではあまり制限速度が守られておらず、かなりのスピードで走っている車も見受けられます。恐らく200km/h程度出ている車も…。
それだけ高速だと出す暇がないのか、ウィンカーを出さずに車線変更をしたり、フットブレーキを使いブレーキランプを点灯させる車がほとんどです。日本ではよほどのことがない限り高速道路でブレーキランプは点かないと思うのでびっくりすると思いますが、おそらくブレーキランプを使うことで、後続車に早く減速するよう示しているのかと思います。
高速道路ではフットブレーキを使い後続車に追突されないようアピールしましょう。ウィンカーは出したほうがいいと思いますが…。

国境検問

国境検問所
レンタカーの通行許可証

国境では検問がある場合があります。
その際にはパスポートと場合によってはレンタカーの通行許可証みたいなものも必要になる場合があります。すぐに出せるようにしておきましょう。
また質問される場合があるかもしれません。滞在日数や入国目的などを伝えれるようにしましょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。僕も事前に調べましたが意外にレンタカーを利用している方が少ないようで、実際に行って経験することが多かったです。
この記事を参考にして、安全で快適なドライブを楽しめればと思います。
※この記事を参考にして損害が発生しても当方はその責を負いません。