【ロシア】地図・電車・バスのルート検索アプリ「Yandex Maps」の使い方【モスクワ・ウラジオストク】

2019年7月29日

僕はロシアのモスクワ・サンクトペテルブルグ・ウラジオストクと3つの都市を回ったのですが、Googleマップの検索結果はあまりあてにならず、使い物になりませんでした。

SNSで仲良くなったロシア人に地図アプリ事情について聞いてみたところ、 「Yandex Maps」が便利とのこと。
使ってみてびっくり!ルート検索は効率の良い結果が表示され、バスなどの位置もリアルタイムで表示できる優れものでした。

Googleマップよりも使えた地図アプリ「Yandex Maps」をご紹介します。

Yandex Mapsとは?

Yandex MapsはYandex(ヤンデックス)が開発している地図アプリです。
そのYandexについては下の引用が詳しいです。

ヤンデックスヤンデクス[1][2]ロシア語: Яндекс, ラテン文字転写: Yandex)は、ロシア検索エンジンポータルサイトのひとつであり、またその運営会社である[3]

ヤンデックス検索システムは1997年、アルカジー・ヴォロシュの「コンプテック・インターナショナル」社によって立ち上げられた。2000年にヤンデックス社として登記2008年には、米シリコンバレーにも子会社を作り、グローバル検索などの改良を目指している[4]。アメリカのデジタル市場調査会社「コムスコア」の2012年12月の統計によると、ヤンデックス検索システムは検索件数(48億4000万件または世界の2.8%)において、世界第4位。ロシア国内では、ランブラーGoogleロシア語版、Mail.ruなどと、常に首位を争っている[5]

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロシアのポータルサイトということで、日本で言えばYahoo! Japanがそれに当たるかと思います。
なのでロシア版Yahoo!地図のようなものですね。

さすがロシア謹製の地図アプリとあって、ロシア国内の地図の詳細度はGoogleマップとは比べ物になりませんでした。

SNSで知り合ったロシア人もGoogleマップよりもYandex Mapsをよく使うそうです。

Yandex Mapsのインストール

iOSの方はこちらのリンクからインストールしてください

Androidの方はこちらのリンクからインストールしてください

初期画面

起動すると最初に位置情報のアクセスを許可するか尋ねられます。
許可すると自分がいる場所から目的地まですぐに経路検索などをすることができるようになります。

次にこのような画面が出ますので、右上の「X」ボタンをタップします。

この画面になるととりあえず使えるようになります。
ちなみにこのサイトではウラジオストクの地図を使ってご紹介します。

経路検索

はじめに文字を入力して目的地を指定するか、地図をタップして目的地を指定します。

目的地の文字をタップすると詳細情報が表示されます。
カフェなどであれば営業時間・クレジットカードが使えるか・Wi-Fiが使えるかなどが表示されます。
今回は経路を検索するので「Route」をタップします。

すると現在地から目的地までの経路が検索されます。

最上段の部分をタップすると、出発地・目的地・経由地の指定ができます。
Current locationは「現在地」の意味です。

Current locationをタップすると入力できるようになるので施設名などを入力するか、中央下の「SELECT ON MAP」より地図上で選択することも可能になります。

「SELECT ON MAP」よりウラジオストク駅を指定してみました。
地図上で指定出来たら「DONE」 をタップします。

するとはじめに自家用車で移動した場合のルートが表示されるので、バスのようなアイコンをタップします。

すると公共交通機関を利用する場合のルートが表示されます。

左下の「DEPARTURE」をタップすると時刻指定ができます。
「DEPARTURE」は出発したい日時、「ARRIVAL」は到着したい日時を指定します。

右下の「SETTINGS」では利用したい交通機関を指定します。

  • Suburban trains: 近郊鉄道
  • Metro: 地下鉄
  • Minibuses: ミニバス
  • Buses: バス
  • Trolleybuses: 電気トローリーバス
  • Trams: 路面電車

2つの候補のうち、上の候補を選んでみました。

最寄りのバス停から、49・31・39д・49・62・99番系統のバスか13番系統のミニバスに乗れば目的地に行けることが分かります。

「View options and timetable」をタップするとバスの時刻表が表示されます。
例えば、31番系統バスは5分間隔、13番系統ミニバスは20分間隔でバス停に来ることがわかります。
なお海外の公共交通機関は時刻で時刻表が決まっておらず、このように運行間隔で表示されていることが多いです。

バスの走行位置がリアルタイムで表示される

なお、バス停のアイコンをタップするとどの系統番号のバスが発着しているのかと、そのルートが表示されます。
またリアルタイムで運行しているバスの位置が分かるのでとても便利です。

バスの走行位置を知るには

上でバス停アイコンをタップすることでバスの走行位置がリアルタイムで表示できると紹介しましたが、別の方法もあります。
初期画面の右上に3列盾に並んでいるうちの真ん中のボタンをタップします。

すると「P」「バスのアイコン」「人が回転しているようなアイコン」の3つが表示されます。
そのうちのバスのアイコンをタップします。

するとすべてのバスの走行位置を表示させることができます。

ストリートビュー

Yandex Mapsにもストリートビュー機能があります。
先ほどの 「P」「バスのアイコン」「人が回転しているようなアイコン」の3つの中から人のアイコンをタップします。

すると道路が青くなるので見たいところをタップすると、

この様に表示されます。

航空写真

Yandex Mapsでは航空写真を表示させることもできます。

左下のハンバーガーアイコン(3つの線のアイコン)をタップします。

初期状態では「MAP」の表示になっているため、

「HYBRID」を選択すると航空写真と地図の同時表示ができます。

オフラインマップ

上の画面より「Offline maps」をタップします。

右上の虫眼鏡アイコンをタップします。

ウラジオストクであれば「Vladivostok」を、モスクワであれば「Moscow」と英語で入力し、表示された項目の右のダウンロードアイコンをタップすると、地図データがダウンロードされ、オフラインでも使用することができるようになります。

路線バスの使い方はこちら↓

タクシーの使い方はこちら(ぼったくり無し!)↓